突然の父の再婚、そして後妻との関係に疲れるも・・

娘さんは短大卒業後すぐ実母は簡単な手術のはずがその夜なくなってしまう。

事故のような突然の別れだった。と話す。

実家で祖母も高齢なので働きながら家の手伝いをしていた。父は50代半ばなので友人の薦めで40代の後妻をめとった。

それも娘さんが戸籍謄本を取り寄せてみたら知らない名前があるので父に問うと後妻として入籍させたと話す。

それまで父を尊敬していたのにそのことで悪夢を見ている思いがしたと話す。どんな方かもわからないので合わせてほしいと頼み会うことになった。

目と目を合わせない人で突然、

{私は妾のような関係でいたい}

と話す。これには結婚もしてないものにとってはショックでした。と。

その後 娘がいては実家に入りにくいだろうと思い急きょ東京に転職した。
上京してからも実家に帰ると後妻さんは、田舎なので町まで買い物に行ってくると家を出てその夜も帰ってこない。

当時は携帯もスマホもない頃でしたが買い物だから遅れても帰ると思っていた。
父が仕事場から帰ってくると今日は帰らないよという。

私は嫌われているのかな?後妻さんが実家に入ることを反対してなかったのにこれはなんだ。と思ったが祖母もいるのでケンカもしないで何年も過ごしていた。

実家とは年々足が遠のき祖母が亡くなってからは、結婚しても実家に帰れなくなった。祖母にもご飯を食べさせないで外に出るなと言っていたと話す

父と後妻さんとの間は仲がいいのならまだいいのだがそうでもない。

ケンカしては真夜中でも出ていくが父は自分の妻の事を悪く言わないでというのでわかりましたと何年間も行き来をしなかった。

後妻の気持ちがわかった日

父が90歳のころ病院に入院していて医師から余命がわずかというのでお見舞いに通っていた。
後妻さんも癌で入院していた。
父が臨終なので後妻さんを他の病院から連れてきてあげようと行くと一日の外出届が出てますと看護師さんに言われる。

後でわかったことは銀行から父の預金を移動させていたとのこと。後妻さんにあの時どこに行ったのと聞くと黙って答えないが父とはいつも一緒にいたから特別会わなくてもいいと話す。

父もなくなる前は後妻さんの冷たい仕打ちにやっとわかった様子でしたがもしカンセラーに後妻との出来事を聞いてもらえなかったら多分気持ちの整理もできなくて結婚・出産・子育てもうまくいかなかったと思うと今はいかにつまらない事でも寄り添って受け入れてもらえたから気持ちが変にならなくて済んだのだと感謝している。

自分の考えを肯定も否定もなくただひたすら聞いてもらえる大切さがわかったと話している。お父さんも後妻さんもなくなり実家も他人の手に渡りお墓だけが残っているがお盆には帰り墓参をしていると話す。

後妻さんは自分の実家の墓に入り父の傍にはいないようだと話す

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