横浜で不登校の息子と精神障害を持つ両親のカウンセリング

小学校の頃からあまり友人とも遊んだりしない内向的な性格であった。中学入学してから不登校になり、両親は心配して学校に行ったりしたが本人は何にもないよと言うばかりだ。

以前から学校では、両親に精神障害があることでいじめにあってはいたが両親にも言えないので黙って自分の殻にに閉じこもってしまった。

両親は一人息子をかわいがっていたので、どうしてよいかわからない。夫婦で役所に行ったり自分たちで考えては行動をしていた。

息子はゲームが大好きで学校に行かなくてもゲーム三昧で退屈もしないで昼夜、家で過ごしていた。
時々学校から連絡があっても行こうとしないで、ひたすらゲームをしている毎日だった。 

中学3年になり進路をどうするかと学校から連絡が入るようになったこともあって両親は本人にどうしたいか進路を聞いてみた。

本人は、将来はゲームプランナーになりたいと話した。

これまで両親はゲームの祭典のようなイベントが一年に一回あると親子三人で出かけて12日で行っていた。両親とも働けないのでお金の捻出はかなり苦労していた。

この時から相談が始まった。

両親は息子がやりたいことをやらせたいと思っているので通信高校探しをしていた。

苦労した挙げ句、本人が気に入った高校があった。しかし、その高校は授業料が高いので、支払いができない。それでも本人が行きたいと言っているので、何とかしなくてはと金策に奔走し、あちこちかけあってお金を借入して通信高校に無事入学した。 

息子さんは両親に、やさしく接し一生懸命面倒をみてくれるが、障害によりうまく伝わらずカラ周りすることが多くなってしまっていた。

それでもカウンセリングでは息子さんの通信高校の成績等をていねいに話してくれた。そんな時、ご両親は本当にうれしそうに話す。

息子さんもレポート提出やスクーリングも出席できているし、性格も明るくなっている。お父さんの話

その後 1年ほど音信不通になっていたが先日突然ご夫婦が訪れた。

お父さんの病気再発を契機に家族が団結して前に進みだす

息子さんのことかと思うと お父さんの精神の病気が悪化して、大問題になったと言う。お父さんは生きていても生き甲斐もなく死んだ方がいい、と思い自宅のベランダから飛び降りようしてしまったと話す。

家族はびっくりし、飛び降りようとする父親を捕まえて警察に連絡しパトカーで急きょ神奈川県の病院に行くとその場で措置入院になった。その後退院して現在は、注射・服薬治療をしている。

お母さんの話ではこれで3回目だと言う。いつの間にか医師の言いつけを守らないで大変なことになったらしい。

今回の悪化も服薬をしなかったことで悪化してしまったらしい。

ほどなく服薬・注射等を継続することで精神が安定してきた。
勝手に服薬をやめてはいけない。
この病は安定期を長くすることが目的であり治癒することではないことを医師・薬剤師に言われたと話す。

お母さんには薬をやめてすぐ悪化するのではなく徐々に悪化状態になるから医師としっかり連絡をとって受診しなくなったら連絡もらえるように医師に頼むように伝えた。お母さんは理解し、うんうんと納得していた。

お父さんは、そうなのかなーとわからない様子だ。

退院後は、役所の紹介もあり、社会に出るように進められて誘導員のような仕事に昨年夏ごろから就職したと話す。

本人は初めて社会で働きお金をもらう事の喜びでニコニコして話す。  スマホに自分の制服姿を撮って見せてくれた。

気持ちがもやもやするとお母さんに電話すると気持ちが落ち着くんだと話している。

お母さんの役割は薬と同じくらい効果がある。お父さんの様子を見ているとお母さんが絶対なのだなとかわいらしくも思える。

働く目的は、息子がゲームプランナーの専門学校で学ぶための授業料のためであり一生懸命貯金するんだと話している。
しかしお母さんは夫が見るものを何でも買いたがりその衝動を抑えるのが大変だと話す。

お父さんはお得商品・バーゲンセールとあると買わないと損だと主張する。何日働いたからいくらになるからこれが買えると計算するんだと言う。

お母さんは給料は生活費もあるから振り分けなくてはいけないから計算通りではないよと言うがお父さんには買いたい衝動の方が強い。

お母さんに、お父さんには精神的にうつ的になったり躁的になったりと波があるのでお母さんが上手にコントロールすることが長く働けるコツですよと話す。
お母さんは、お父さんがうつ的になり家にうずくまっていた状態もわかっているがこんなに買いたい衝動に駆られる姿はいままで見たことがなかったので、戸惑っていた。

そんなお母さんは体重オーバーで腰痛に悩まされている。

横浜で不登校の息子を持つ家族

お父さんのことでストレスがあるのでしょうがアイスクリームを見るとお腹いっぱい食べてしまう。甘いジュースや甘いものがやめられないと話す。

皮膚がかゆくなっているのは糖分過多の可能性もあるためできるだけ控えるように話す。減量していると言うが食べるものを節食するのは難しいようだ。

お父さんはお母さんが腰が痛いと言うと心配しているが自分が原因になっているとは微塵も思っていない。
お母さんもお父さんがお金を持ってきてくれることに喜んでいるし生活も楽になっているので、お父さんの病気が安定することを願っている。

本来は困っている時に相談に来てほしいが、そのような時は相談できる状態ではなく混乱しているのでしょう。
これからはお父さんの病状を一緒に見守ることで、お母さんの負担も少し軽くするようなカウンセリングを行いたいと思った。 

一つ気になるのはお父さんの仕事は、朝5時に起床しなければならないので毎日、息子に起こしてもらうということだ。
息子はほぼ毎日、夜通しゲームをして起きているが寝たいときもあると思う。

しかしお父さんは息子に起こしてもらうことを望んでいるので、息子は朝まで起きているらしい。
目覚まし時計もあるのに息子に依存しており、お母さんは起きられないと言う。

息子の生活は昼間寝ているので完全に昼夜逆転の毎日になっている。

お父さんは息子に申し訳ないと言っているが目覚ましで起きることは考えておらず、息子を当てにすることを望んでいた。

息子はそんな毎日なので太陽に当たる時間がない。健康的でない生活を送っている。
この生活リズムは良くないから少しずつ改めなくてはダメですよと伝える。

お父さんもお母さんも健康について考えられない。太陽に当たらない生活は健康を害するし、良いことは一つもないよと言うが息子が中学校の頃からゲームを深夜まですることに何も言えないでいた。

しつけの一環としてゲーム時間に限らず何かをする時は何時までと決めなくてはだめですよと言っている。しかし息子は海外の人とゲームをするのは時差があるので深夜になると話していた。

当時からほぼ昼夜逆転だったが現在はもっと悪い状態なので、当人が治そうと思わなければ治しようがないのだが太陽に当たる時間を親子で工夫するようにと話している。

両親とも大きな問題にぶつからないと理解してもらえないので、ゆっくり寄り添いながらサポートしている。

親子とも素直であるがすぐ混乱してパニック状態になってしまう。
そんな時は段どりをつけて相談していくようにして1つづつわかってもらうようにしてきた。

自分たちでやれたことを話に来る時もあり、現状家族はとても良い関係を築けているので長く続くことを切に願っている。
どうか息子の専門学校の授業料が貯金できるまで働けることを祈っている。

両親ともに精神障害を持ちながらも家族でひたむきに生きていく姿に寄り添いながら応援していきたいと思l。

このカウンセリングはまだ続いている。

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