長引くコロナウイルス

皆さんいかがお過ごしですか?自粛生活でモヤモヤしていませんか?

コロナ禍で先の見えない対策にやきもきしていると思います。

世界中を網羅しているコロナは簡単に退散する様子もなく人間との知恵比べのよう

に思います。こんな時、私たちはどのように機嫌よく暮らしたらいいのでしょう。

自己防衛を考えてみました。

自粛生活に合わせて自分流のスタイルを確立

いくら国の政策をあれこれ批判しても返って気分が落ち込みそうになります。

ウイルスは昔からあるもので忘れたころ人間に襲いかかり私たちに、緊張を呼び起こしている様に見えます。

自粛生活・マスク生活に慣れたとは言っても快適にはなれないものです。

長期の自粛生活をストレスなく暮らすために自分流の生活スタイルをしっかり作って他力本願にならない生活を実行していきましょう。

ちなみにわたしは先日、若い頃のアルバムを見ては楽しかったころの家族の姿を見ていい気分でいたのですが毎日は飽きてしまいます。

今はカウンセリングに来た方と呼吸法を実践して心身の緊張をとったりしています。

心身が軽くなるとコロナを極度に恐れなくなるように思います。

心理カウンセリングの相談内容の変化

 リモートワークが与えた影響

緊急事態宣言やまんえん防止対策とここ1年いろんな対策によって長期の自粛生活が続いています。

カウンセリングに訪れるみなさまの相談内容もコロナ前と変わってきています。自粛により気になったご相談内容を備忘録として書いてみます。

*一人暮らし、仕事はリモート、大半を自宅で過ごしている方から生活にメリハリがなく生活意欲も半減している。

*リモートの仕事になり、部屋に閉じこもっていたら、感情の起伏が薄れて、自分が笑わなくなっている事に気ずいて怖くなってきた。以前はよく笑い明るい性格だった。

*夫婦で別々の部屋でリモートしていると一日中夫婦の会話もなく仕事の時間も異なってくるので、食事も一緒にしなくなり・作る気力もなくなり、生活が仕事モードから離れなくなってしまった。

*一人暮らしでリモート生活になり、一日中狭い部屋で、一人でいるので 生活が単純すぎて心で感動を覚える事が少なくなり・頭だけの働きに傾いている。知らないうちにうつ的傾向になって何もやりたくなくなる。

*職場に時々出勤すると仲間がとても意地悪くなっていた。会えてうれしいのではなく仲間を落とし込んだりすることになっていた。リモートで対面になると上司が怒りをあらわにだしてくるので、戸惑う事が多い。

こうしてみるとリモート(テレワーク)という新しい生活スタイルが生活に影響を与えていることがわかります。

リモート生活を快適に過ごす為に、それぞれが自分の家に合った方法を考えていく必要があります。

・生活の規則を作る。

・食事のとり方

・体を動かす(散歩・買い物・日光浴)

・声を出して歌でも本でも読む

・仕事モードからの切り離しをしっかり意識

自分スタイルを確立することで流れにのみ込まれないようにしてみると良いと思います。

子供がいる方は子供と遊んだりと時間があるので、切り替えが知らずにできているのでしょう。

環境の変化が自宅にもたらしたもの

リモートワーク以外にも影響は出ている。1人以上が同居している環境にも大きな変化がでてきた。同様に備忘録として書いてみた。

*70代の夫婦は一緒に自粛生活をしてるのですが今までは、勝手きままに、お互いに趣味の生活をしていたのに、みな趣味のグループも中止になり家にいる事になると、今迄こんなに長い時間一緒にいたことがないので、結婚40年も経っていてもお互いの心が全然わかっていない事に気ずいた。

たわいもない事でケンカになりエスカレートして夫から突然離婚しようと言われ驚きでショックを受けたと話す。今迄離婚を考えたこともなかったので何日も体の震えが止まらなかったと話す。

しばらくして夫は、冷静になり「分かれても幸せになる保証もないからやめた」と言った。

でも信頼していた夫から言われたので、簡単に元の気持ちには戻れないと話す。

*お父さんがリモートで家に一日中いるので、子供の動向が良く分かり何かと口を挟むようになる。今まで子供はお父さんとは朝夜だけの短時間の関わりで済んでいたのにあれこれ言われると仲良くできなくなる。親子断絶ではないが会話もなくなり楽しい親子関係が急にぎぐしゃくになる。家族の平和が簡単に崩れそうになる。

これまで家族だからとあまり気を使わず暮らしていたと話す。

コロナ禍で、家族の間が密になり今まで何にも問題ではなかったことが大きな問題になったり・親子が近距離になってよかったと思う一方で、もめ事が起きている事もあるようだ。

同居人に対する問題というのはコロナ前も多かったのだがここにきてさらに増えているようだ。

自宅での時間が増えたことによりパーソナルエリアが重なり合うことが原因ではないかと思われる。

人間の本質はなわばりの生き物である。自分で決定できるプライベートスペース、時間というのが必要なのです。

自宅で上手に付き合っていく方法を自分で納得したかたちで作ることが大事だと思います。

例えば、コロナ禍を良い機会にとらえ、今まで家族とゆっくり話し合ったりしてなかったと思うので家料理でも囲んでおしゃべりを楽しんではどうでしょう。

夫婦の立場・親の立場・子の立場をそれぞれが理解しつつ交流の場とすることで前向きになってきます。

この自粛時間をおしゃべりやお遊びに多いに役立てましょう。

家庭内で気をつけること

:家族でお互いの距離間を考えましょう。近すぎると干渉したくなります。話し合いながら一人の時間を作るのもいいでしょう

:家族だから分かり合えるのは当たり前ではありません。

:家族の個々の人格を尊重する気持ちが大切です。特に成長過程にあるお子様がいる家庭では、お子様のこころの発達は急成長しています。

:家族に対しての言葉の使い方も・心使いも優しく・明るく心がけましょう。

:嫌な気持ちの時は、電話カウンセリングを利用して自分の心の内を話して、軽くしましょう。変に我慢していると意地悪になります。

:緊張を少なく・呼吸は深く・ゆっくり吐いて・穏やかな心で過ごしましょう。

  • 話したい事があったり・悩みを聞いてもらいたくなった時は、ためらわずカウンセリングを利用してみましょう。話す事は大きな力を自分に与えてくれます。

皆さん機嫌よく毎日を笑顔で過ごしましょう。