手がかからない子供を持つ親によくあるコミュニケーション不足
幼稚園から小学校低学年までは何にも手がかからず他のお母さん達から褒められていたが急に5年生ごろから学校を休み始めた。
家族もあまり気をとめていなかったが家でゴロゴロして朝起きられなくなり食事も朝は食べない。
病院で受診すると起立性自律神経失調症と言われる。規律正しい生活をするように言われるが何度起こしても起きられない。
無理に起こしても学校にフラフラしていけない。
家族は、何とかしなくてはと気が焦って、スクールカウンセラーに相談したがそっと本人を見守ってくださいと言われたと話す。
いい子は親とのかかわりが少ない
手がかかる子供は、親があれこれ関わりを持って小さい時から育てるので、父親・母親も子供の癖もわかりコミュニケーションもとれている。
よい子は自分で宿題も何でもやるので、いつの間にか親の手から離れていく。
でもよい子もお母さんのやさしい愛は欲しいのです。
ゆっくり子供と向き合い話を静かに聞いてくださいと話すとお母さんは今までやったこともないし、話をじっくり聞かないで指示ばかりしていたと話す。
ハグを嫌がらないならハグしましょう。
背中をさすりながら話を聞いてあげるのもいいでしょう。
お母さんは、子供の気持ちになれないのか手が疲れますと言う。
それでは心が伝わらないよと話すと今夜から心をいれてやります。と話す。
やってみるとお子さんは、お母さんを安心して気持良く受け入れるのです。
お母さんは、赤ちゃんの時は皆さん当たり前にそうしていますが小学校高学年・中学校になると大人扱いになりお母さんは、お仕事に出たりで時間が無くなり、親子間が
希薄になってしまいます。
スキンシップから心の安心感が出てくるのです
子供はお母さんが忙しいので、話したいことを黙ってしまいます。
お母さんも仕事が終わると家事におわれ子供の様子を見ることもしないで、夕食を作りをしてしまいます。毎日親子の会話は、連絡事項のみになっています。
いつの間にかそれが普通になり親子とも相手の気持ちを察することもなくなり、一緒に食事を共にすることも少なくなります。
これでは親子のスキンシップもできないです。家庭が安心できる憩いの場ではなくなるのです。
親も子供も何かギスギスしてきて、やさしい会話が消えて行くのです。
食卓から親子で会話を持ちましょう
気が付くと家の中には、安心感もおいしい食事を囲む雰囲気もなくテレビを見たり・スマホを見たりと家族間の会話も少なく一方通行の気持ちになっています。
お母さんに手ずくりの子供の好物を作ったり・子供からメニューのリクエストを取ったり・一緒に作ったりしましょうと話します。
夕食の支度が遅くなるからできないと話すお母さんは子育ては幼稚園くらいまでで、後は手抜きしていいのかと勘違いをしています。
どの時期も大切で親子ともに向かい合いましょうと話しますが中学生は、背も高くなるので、大人になったと思ったと言うのです。お父さんの話、心の中は、大人になったり・子供になったりの行ったり来たりの時期です。
親は自分の成長時期を忘れて今の自分の都合だけを考えてしまいます。
子供のことを考えられないくらい仕事で疲れ果てているお父さんも多いのですが1週間に1日2日はお休みがあるのでしたらお子さんと楽しみながら出かけたり・話をしてくださいとお願いします。
だんだんお子さんも親と接することで、心を開いてきて話し始めます。時間がかかってもやりましょう。子供の心に安心感を取り戻せるのは親しかいません。
真剣に親子が向き合えるようになれば、必ず良い結果が生まれます。
不登校の子供も心の中はとっても悩んでいるのです。スマホやゲームをやっていますが好きでやっているのではない子供が大半です。
親にも悪いなと思ったり・自分自身にも困っています。不登校になるまでもいろいろの出来事が重なりあったのかもしれません。親も子もわからないのです。
小さい時 勉強を強いられ頑張りすぎたり・友達間や部活のトラブル等いろいろあったりもやもやした自分の悩みを親に話せなかったりここで小さい時からの親子の会話が大切になります。
大変になって何とかしたいでは、解決するのに時間がかかり難しくなります。
あきらめないで親子とも希望をもってスキンシップと話し合いを積み重ねて努力していきましょう。
きっと親子の心に安心感が生まれます。
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