資産家の夫が破産した不安をぶつける相手もなく

田舎の名家に嫁ぎ多分お金には一生困らないはずと思っていた。
たくさんの土地を現代風に活用をしようと夫が事業を起こした。当初は成功したかに思えたが時代のいたずらか5年足らずで下降線になってきた。

妻は夫の事業には全く手助けしないで妻の座だけにいた。徐々に家計を圧迫し始めたのでのん気に過ごすこともできないのでパートに出ては少し日銭を稼いでいた。

ついに事業が倒産になり開けてみると住む家もあったはずの土地も何もかもないということになり誰を恨んでよいかわからなくなり気持ちが不安定になる。

お金の悩みで心理カウンセリング

心理カウンセラーとの出会い

そんな感情の起伏がコントロールできなくなっていた時、心理カウンセラーに会い心の思いをぶちまけ何回もぶちまけた。何年も吐き出してやっと最近心が軽くなったと思えたと話す。

当初はどこかに悪者がいるような気がして悪者探しをしていた。

違う。起きたことに意味があると吐き出しているうちに自分の中から湧き上がるのを覚えた。もし言いたいだけ言わなかったら建設的な思いは湧き上がらなかったと思うと話す。

基礎のないところから生活基盤をを作るのはなかなかできることではない。

妻は自分が主に働かなくてはとパートをしながら自分の心を安定させるためにカウンセリングを受けていた。

少しずつ生きる意味が分かってきたころ家族に病人が出てお金はない・心配は増えるはとやっと気持ちが落ち着いてきたころ再び不安定になり苦しみのどん底になる。

でも以前と違う自分を見つけて苦労を逆転の発想で頑張れるようになってきた。と。

長年カウンセリングをしてきて自分の心が柔軟になって誰を恨んでもどうなるわけでない。苦労が来るのは、自分直しのためだと思えるようになってきたと話され苦労を正面から受け止めていることを理解した。

自分が正しいわけでもなく、夫の言う通りにしてきて自分の無知もわかってきた。
もし何事もなかったらどんな人間になったのかと恐ろしくなったとも話す。
ここまで辛い思いを抱えながら自分を見直そうとしている。

でもわかったつもりでも時々弱い人間が出てくるとも話している。世間ていも捨て自分の自由な生き方を発見している。

きっと自分の行く道を探し当てると思う。

生きることの厳しさを知りつつも自分の変化にも楽しんでいるようにも見える。

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