2019年開催日(過去歴)
開催予定日 | 開催時間 |
第5回、いやしの場を行いました、カウンセリングプログラムとレポート
◆開催場エリア:横浜・川崎
◆参加者:5名
◆開催時間:11時~15時
◆プログラム:
1)午前中
- 体と心のゆるみの体操をしながら雑談して楽しむ
- 昼食の海苔巻き寿司をみんなで作る、なかなかうまく巻けないので悪戦苦闘する
2)ランチタイム
海苔巻きずしと稲荷ずし
茶碗蒸し かまぼこ・カニサラダ・ぎんなん・みっば・卵
お浸し ほうれん草・黄菊の胡麻和え
白菜付け
3)午後
- 傾聴に時間をとるようにする
- 否定的な考えを前向きな考えにするようにする
- 普段の生活とはことなる仲間との話し合いを理解する
◆レポート:
今年最後のいやしの場になった。着実に人が増えてきている手ごたえを感じている。初回の方となじみの方に温度差が出ないようにするためにどのようにするかを考えた。そこで、共通の作業を行うことで向かうベクトルを同じ方向になるようなカウンセリング方法をとった。
具体的には海苔巻きといなり寿司をみんなでつくることで心の共通化をはかった。
経験者も未経験者もいるためみんなで考えながら作業分担をすることで一体感が生まれそこにリラックス効果が生じてきた。
料理教室ではないのでキレイにつくる必要はない。その作業自体にカウンセリング効果があるため楽しむことを重視した。
出来あがったお寿司はそのままランチとなった。
時間は少しかかったが全員で一生懸命につくった料理だのでいつもよりも食事タイムが盛り上がった。
食べ物は身体に栄養を巡らせるだけではなく手料理とすることで心にもしっかりと響いてくるものだと改めて認識した。
参加者からの希望でおやつの時間をもうけエクレアと紅茶でティータイムとした。
甘いものはみんなを幸せにするしお互いの距離感もだいぶ縮まってきたように思えた。
午後の部で驚くべき変化がでた。
それまで参加はするが自ら発言することがなかった方が自発的に話し出したのだ。
みなで静かにその話に耳を傾け、それぞれが感じたことを丁寧に話していった。
詳細は秘密保持の関係からここで話すことは出来ないのだが、家のこと、夫のことを自分のことばにのせて話しが出来たことはとても大きな進歩である。心の中で小さな変化の積み重ねが大きな結果を生み出した。
心が疲れているとどうしても否定的な考えになりがちなのでみんなの前で話をすることで前向きに考えよう!といった雰囲気が出てきた。これはカウンセラーが意図的に誘導したのではなく、参加者が自分たちの中で考えて行動した結果である。
日常で疲れてしまうこともあれば疲れが取れることもある。
一概に言いきることは出来ないのだが自分がカラに閉じ困らなくてもよいと思える環境があることを心が認識することでストレスを軽減することが分かってきた。
今年最後のいやしの場のため年末年始に疲れがたまった際に自分で出来るセルフケア施術についてレクチャーをすることで締めくくりとした。
来年は飛躍の年になることを皆で誓いあい解散した。
第4回、いやしの場を行いました、カウンセリングプログラムとレポート
◆開催場エリア:横浜・川崎
◆参加者:4名
◆開催時間:11時~15時
◆プログラム:
1)午前中
- お互いで行うリラックスエクササイズ
- ゆっくり・やさしく・丁寧に・左右交互を意識するようにおこなう
- グループカウンセリングで緊張しないように適度な距離をもって着席する
2)ランチタイム
炊き込みご飯(平茸、ごぼう、人参、油揚げ、千椎茸)
味噌汁(大根、油揚げ)
厚焼き玉子
総菜の盛り合わせ カボチャの甘煮・ほうれん草の胡麻和え・
ごぼうの炒め煮・ 大根の赤梅酢漬け
3)午後
- 素直に自分のことを話せるようにする
- 不安感や猜疑心、恐怖心、頭が整理できないといった極度の緊張感の緩和
- 各自で思い返しをする
◆レポート:
今回のいやしの場はこれまでやってきたリラックスエクササイズを取り込みつつカウンセリングとしてお題をひとつ設けていた。それが、
自分のことを素直にはなせるようになる
である。
心が疲れているとどうしても自分に対する分析があいまいになりがちである。本来、自分の事は自分が一番理解しているはずなのに過度なストレスにより見えなくなってしまうのである。
この状態は恒常化すると鬱などに発展する可能性を秘めているためできるだけ自分自身で解決できるようにしておく必要がある。
グループカウンセリングでかんたんなエクササイズを取り入れているのは緊張感の緩和が主な理由である。緊張感の緩和は自分自身を見つめ直すことにおいて重要な意味を持ち合わせている。そこで今回は緊張感の緩和からさらに1つコマをすすめたわけである。
心理カウンセラーには守秘義務があるため詳細をこの場で詳しく説明することはできないが備忘録として以下、レポートとする。
◆参加者の意見
いやしの場において緊張感はあまり意味を持たない。そこで午前中をかけてのんびりトークとエクササイズを使ってその緊張感をほぐしていく。何度か参加している方だとエクササイズでリラックスしてくるのか少しするとあくびが出始める。
あくびが出るのは体が酸素を取り込もうとしているわけで肉体的な緊張をほぐす行動を意味する。
やり方はあるがそれを徹底するようなことはしない。それこそが緊張感を生み出すからである。そこでグループカウンセリングではカウンセリングトークに入る前に身体に「楽しさ」を感じてもらうことを意識している。
楽しさがでると体が自然体に近づいてくる。これが午前中のポイントである。
体の緊張感がほぐれてきてリラックスできるようになってからカウンセリングを取り込んでいく。ランチタイムは心と体のバランスを取るためにとても良いアクセントになる。
体がリラックスしおなかも満たされてきてから心の疲れにアプローチしていく。時間をかけてゆっくりとアプローチしなければ心の疲れにアクセスすることは難しい。
午後になり今回の本題である「自分のことを素直に話せるようになる」のプログラムへはいっていく。リラックスしている状態なのでお題は素直にそのまま伝える。するといくつかの悩みが頭をだしてくる。
「自分の思っていることを話そうとしても話せない。頭が整理されずまとまらない」
「周りのことが気になってサークルでもぽつんとしている。自分が嫌われているかもしれないと常に感じている」
「人前で自分の考えを話すことが出来ない。拒否されたらどうしようと思うと怖くなり人の目が見られない」
当然であるが登場人物は本人と他人が存在する以上、一定の緊張感が存在する。それをあぶり出しこまかく分析することで個々のストレスの発動箇所を彫り込む。
カウンセリングはカウンセラーが意図することを強要することではない。特にグループカウンセリングにおいてそれは顕著になる。今回はお互いがある意味で同じ悩みを抱えていることになるため意見がまとまりやすい。
もっとも大事なことは、
自分の悩みを自分で解決することが難しくとも、他人の悩みについて自分の見解をいうことはそれほど難しくは無い
ことである。先にも申し上げたがこのお題に関しては参加者は複数だとしても根底にある悩みは似通っている。従って他人を助けるために出したお題が最終的には自分にとって最善の解決策である可能性があるのである。
グループカウンセリングの状況は以下であった。
今回のカウンセリングをはじめるにあたり1つだけルールを設定した。
「話し合いのルールは相手を批難しない。」
話し合いがスムーズに進まなければ空気が冷えてきて緊張した空間になりがちだがリラックスした状態のため心が極度な緊張を感じることがなく、お互いで話し合うことに安堵感を感じるようになった。
参加者からの経験、失敗談が出てくる。するとその話しが他の参加者にとって大きな気付きになることがわかった。また独りで閉じこもらない、話し合うということが心の疲れをはき出すためには必要であると参加者自身が確認しあった。
ルールは肯定的にとらえられ、参加者を尊敬する、肯定的な話し合いとなた。笑いのあるグループカウンセリングとなった。
午後の部も無事に次回のいやしの場についておもしろい意見が飛び出した。
次回、いやしの場の説明欄にそのことを記載したので見返してもらいたい。
第3回、いやしの場を行いました、カウンセリングプログラムとレポート
◆開催場エリア:横浜・川崎
◆参加者:3名(1名欠席)
◆開催時間:11時~15時
◆プログラム:
1)午前中
- リラックス体操(腕だけ散歩)
- 身体全体をリラックスし体全体を揺らぐ
- 痛いところがあれば刺激しないようにケアしつつリラックス運動
- 実践してみた感想を話し合う
2)ランチタイム
炊き込みご飯(舞茸・人参・ごぼう・油揚げ・椎茸・ぎんなん)
豚汁(ごぼう・大根・人参・こんにゃく・油あげ みそ仕立て)
柿なます(生柿・大根 三杯酢)
ごぼうの炒め煮の胡麻和え
3)午後
- お互いが嫌だと思うことを話し合う
- みんなで意見を出し合ってみる
- お茶タイム(飛騨の駄菓子、煎茶)
◆レポート:
午前の部は身体の緊張をほぐすことを中心としたプラグラム構成とすることで身体的な疲れを緩和しその後、心をリラックスさせることに焦点をあてた。
午後は参加者同士でお互いが嫌だと感じたり、気になっていることを話しあい、意見を交換することで疎外感や素朴感を排除し自身の中に納得がでるようなカウンセリング構成とした。
リラックスエクササイズは誰でもかんたんに自宅で実践できるリラックス法なので疲れたと感じたらその場で行えるのが一番のメリットとなる。そこで午前の部はより身体のリラックスを引き出すように細かな方法を伝えることに注力した。
具体的には以下となる。
肩をぶらぶらさせて身体の力を抜き、からだ全体を揺らぐ
痛いところがあれば刺激せず、ゆっくりと確認しながら動かす
5,6分ほど継続的に行うことで体の緊張が解け同時に心が落ち着いてくる
ゆっくり・やさしく・丁寧という基本リズムをレクチャーする
お互いに交互でサポートする人、受ける人を交代し15分間を1セットとする
はじめての方でもわかりやすいように多くを詰め込むのではなくゆったりとした時間で行うように心がけた。メモをとることもできるようにした。参加者の中には複数回いやしの場に参加いしている参加者もいるが、決して常連的な雰囲気をだすことなく初参加の方と良い関係値で接している。
体と心がリラックスしてきたタイミングでランチタイムをはさみいやしの場全体のリラックス感を導き出す。
ちなみに今回は炊き込みご飯と豚汁を中心としたランチ。
1時間ほどのランチタイムではあるが敢えて1時間と明記することなく区切りがよさそうなところを判断し午後の部に入るように心がけた。
午後の部は初の試みとしてお互いが「自分の中で嫌だと感じていること」を話しあう場とした。
アメリカの映画などでイスを車座のように置いてお互いが身の上話をし、参加者が訊くようなカウンセリングシーンをみたことがある方も多いと思う。
午後の部のイメージはまさにそのような光景であると思ってもらえればわかりやすい。
こういう場で本音をしっかりと説明するのはとても難しいことなので言葉が短めになるのが常なのだが午前に身体の緊張をほぐすリラックスエクササイズとランチタイムでしっかりとリラックス出来ていることが功を奏した。
カウンセリング時に話しあわれた具体的な内容をこの場で書くことは控えるが触りだけ簡単に下記しておく。
◆悩み「人に好かれたいと頑張るも裏目になってしまい受け入れてもらえない、しかし原因がわからない。」
◆参加者の意見
「自分に無理をして合わせてもうまくいくことはないと思う。自分に正直であることが大切」
「こちらの意図がかならずしも相手の意図していることとは限らない」
「相手と自分の中の距離感を考えて行動することが大事」
問題提起に対して参加者が感じたことや自分の意見をのべることで悩みを持っている参加者の中に一定の新しい考えが見えてくるようになっていた。
個人で悩んでいることがストレスの種となり時間の経過と共に凝り固まり大きくなると心の疲れが増大するのだが、話しあいで自分の悩みを共有することでストレスが緩和されることはすでに過去のカウンセリングから立証されていることである。
ただしその引き出し方にはノウハウが必要でありおかれた状況を冷静に判断するプロの目が必要である。いやしの場では机上の空論ではなくしっかりとした過去の経験を取り入れることでカウンセリングプログラムを構築している。
最終的に話し合いを終えた参加者は皆、顔がさわやかになり一定のカウンセリング効果があったことを理解できた。
午後の部も無事に終わりシメはいつものようにお茶会としお茶菓子を食べかんたんな話をしつつ散会した。
第2回、いやしの場を行いました、カウンセリングプログラムとレポート
◆開催場エリア:横浜・川崎
◆参加者:4名
◆開催時間:11時~15時
◆プログラム:
1)午前中
- 身体をリラックスするための緩やかな動きをする
- カウンセラーと皆さんでお話
- リラックスエクササイズ(二人組になりお互いでためしていく)
- 実践してみた感想を話し合う
2)ランチタイム
佐藤初女、直伝のおにぎり
サツマイモの甘煮
きんぴら
レンコン胡麻和え
大根とお揚げの味噌汁
塩麹のカブときゅうりのお漬物
ジャスミン茶
通常は、一汁一菜 惣菜一品を予定している。
3)午後
- それぞれがリラックスした格好で二人一組になり話し合う
- あつまって雑談を混えながら感想を話し合う
- お茶タイム(山査子(さんさし)とジャスミン茶)
◆レポート:
今回のポイントはリラックスエクササイズとカウンセリングをシームレスにつなぐことにありました。リラックスした状況を作り出すために導入しているが前回の経験から少し改善した内容で行ってみました。
エクササイズが有効に機能してくるとリラックス効果として以下のような状態になります。
笑顔が出てくるようになる
あくびが出始めるようになる
身体が温まる
眠くなってくる
心身が軽くなったようになる
前回と比べて今回はリラックス状態になるまでの時間が全体的に早かったように思えます。
参加者がゆったりした顔になってくるとお互いの間にある緊張感も薄れてきます。そのタイミングでランチタイムに入るのですがお腹も一杯になり緊張感もほぐれているので午後からのプログラムでは午前とくらべて参加者同士の交流が深くなってきます。
大きなテーブルを囲みながらおしゃべりをするのですが横になったり柱にもたれかかったりお行儀の悪い恰好と思われる行為がリラックス効果を高め結果として話しやすくなる状況を作り出します。
初めて同士の方であるにも関わらずゆったりした気持ちで話が出来るため午後の交流は参加者同士が楽しそうに話をしていました。
疲れたと感じたら横になったり、時には外出するなど自分の本能にそのまま従うことが重要でありそのためのいやしの場であることを再確認いたしました。
エクササイズによって心身がゆったりとするまでの時間を早めることが分かってきたのでどのように組み込んでいくかを掘り下げてみます。
最後のお茶タイムではおしゃべりが止まらなくなってしまい予定よりも少し遅くなってしまいました。
いやしの場が始まってすぐは参加者が他者との交流を恐れていましたが最後にはお互いが来月の再開を約束する場面なども見受けられました。
ゆったりした流れの中で疲れをとりながら自分を取り戻しましう。勇気を出してお出でください。
きっと楽しめると思います。待っています。!!
第1回、いやしの場を行いました、カウンセリングプログラムとレポート
◆開催場エリア:横浜・川崎
◆参加者:4名
◆開催時間:11時~15時
◆プログラム:
1)自己紹介
一般的な自己紹介では緊張するばかりなので雑談を交えたりカウンセリング施策をつかって緊張感を与えないような自己紹介をおこなう。初めての顔合わせであったがあまり緊張も見えなかった。
2)心と身体をリラックスするためのタッピングタッチ
音楽に合わせてお互いに簡単な手法で(ゆっくり・やさしく・丁寧に)リラックスエクササイズしていくと気持ちがゆったりする。
3)グループカウンセリング
今回は4人で自分の心の内を話したり他の人の話を聞いたりした。
4)みなさんの感想
参加者の中には当日まで外出もできないし他の人の前で話せないと思っていた方が話せることに感激していた。
5)共有
いやしの場、グループカウンセリングの重要な要素の1つが共有である。参加者内で同じような病を持っていた方もいて話が合いとても楽しく話していた。
6)ランチタイム
メニュー:手ずくりお赤飯(癒しの場のオープンを祝す)、お吸い物、塩麹のきゅうりの漬物、卯の花
通常は、一汁一菜 惣菜一品を予定している。
7)リラックス
当日の午後は、日差しも強く暑い日だったので、畳に思い思いの場所に寝転んで体の緊張を取る軽い体操をしたり他の人の話を個々に聞いたりと自由な時間をゆったりと過ごした。
◆レポート:
ホームページが完成し「いやしの場」という名称が確定しました。
そのいやしの場として第1回のグループカウンセリングが開催されました。参加全員がおしゃべりしながら食べる楽しさに満足していた。
4時間の長めの開催時間だが最後のころはみなさん気持ちが和らぎ初めてあった者同志とは思えない親しさになる終わりの時間も伸びていたが皆さん口々に、
「来月も来ます。」
と言って元気に帰っていった。
初めての顔合わせであったがお互いにゆっくりできたことがうれしかった。
これからもかっちりとプログラムをこなすのでなく参加者の気持を聞きながらその場に合った内容にしていきたいと思う。
のんびりとしたペースで頑張っていきたいと思いますが私自身も学ぶことが多いのでカウンセリングとしてみなさまに伝えられるようにしたいと思います。
いやしの場のご利用者さま
多少時間よりも早い到着や途中帰宅なども問題ありません。グループカウンセリングはあくまでもその時間でやってますよ、という意味でとらえてもらえればOKです。
東京にお住まいの方から川崎、横浜にお住まいの方だけではなくお仕事先が川崎、横浜の方も多くなってきました。品川と横浜のちょうど真ん中あたりにある横浜市の鶴見で開催しております。
くわしくはアクセスをご確認ください。