臨床心理カウンセラーとして
私は現在75歳です。幼少から虚弱な体質で親を困らせていました。結婚後は、息子が虚弱でアトピーもひどく・慢性気管支炎等で困り色々と調べた結果、食事で体質を改善する事が一番良いと思い食の勉強を始めました。
今はこうした医食同源の考えを食育と呼びますが私が実践していた時代にはそのようなことばはありませんでした。
それだけにとても珍しがられ根拠のない誹謗を受けたこともありました。
しかし家族を健康にしたいと強く願っていたので何を言われても挫けることはありませんでした。
息子が幼稚園の頃はアレルギーがひどく給食が食べられず手作りのお弁当を持たせなければならない状態でした。
しかし小学校からは学校給食も食べられるようになり今は何1つ不自由することなく日常生活を送れるまで健康になり、3人の子供を持つ父親にもなりました。
夫も食の乱れで腎臓病になり、食事に気を付け長い時間をかけることで健康な身体に回復しました。
私は食のあり方を根本的に学ぶ機会を得たことで食育の本質を学びました。
これは現在も継続して実践しています。
自分の体質にあった食をしっかり把握する事が、いかに大切であるかと痛感しました。
同時に食は人の心にも大きな影響を与えることを知りました。
当時の本などでは心の問題はノイローゼという1つのことばで括られ、気持ちの弱さ、物事から逃げている、など否定的なイメージで語られていました。
その頃から今にかけてハッキリと言えることは食と心は連動しており心の病は弱気や逃げなどではないということです。
そのことは家族で実践してきたので強く肌で感じています。
今の世の中、子育て中のお母様は仕事と子育て・家事で大忙しで自由な時間、子供に愛情をそそぐ時間が取りづらいのが実情です。
しかしあえて言います。
なるべくお母さんの手作りの食事を子供さんに食べさせてあげてください。
栄養も大切ですがお母さんの愛情たっぷりのお料理は、何よりもお子様の心を活き活きとさせます。
子供のお弁当がカラになって返ってくることに喜びを感じることでしょう。
そして無意識のうちにお母さんの得意料理が増えることに気付きます。
お子さんからリクエストが飛び交うお母さんの台所に勝る食育はないのです。
こうした行動は子供だけでなくお母さんへのリラックスにもなっているのです。
お互いが食を通して心と身体をケアし合っています。
これこそが食育の本質なのです。
時には手抜きの食事も良いとは思いますが、ご飯を食べるという人間の持っている生存本能を少しだけ真剣に考えるだけで心と身体のバランスが崩れにくくなることを知ってもらえれば幸いです。
松尾叙子
松尾叙子 (代表)
略歴
- 1944年 栃木県で生まれる
和洋女子大短期大学部 生活科卒業 栄養士免許取得
学校給食の栄養士・ 病院の栄養士を5年経験
結婚後 横浜に転居 - 1979年 森下フードコンサルタント養成講座を受講
玄米菜食を実践 - 2002年 神奈川県介護支援専門員の資格取得
横浜市内でケアマネージャーを17年間 実務経験あり - 2010年10月 日本カウンセラー学院卒業
- 2018年 臨床心理カウンセリングとまり木開始
とまり木代表
取得資格
- 栄養士免許
- 神奈川県介護支援専門員(ケアマネージャー)
- 認定臨床心理カウンセラー
認定証
松尾隆夫
略歴
- 1942年 横浜市で生まれる
- 1969年 神奈川県庁入庁(教育委員会、土木部など歴任)
- 2003年 神奈川県庁退庁
- 2007年 産業カウンセラーの資格取得
活動内容
- デイサービスにて囲碁のボランティア
趣味
松尾叙子
コーラス・ハイキング・オーガニック家庭料理・手作りの味噌・梅干し(毎年漬ける)
コーラスは30年以上続けており1年に1回程度で発表会を行っている。これまでに20回以上の発表会経験を持っている。仲間が発表会の前で緊張している時などは緊張感を和らげるカウンセリングを行ってきた。
今でこそオーガニックという言葉が定着しているが当時は「自然食」と呼称されており値段が高くて格好も悪い商品を率先して買うなどおかしい、といった誹謗中傷が多かった。90年に入り食育文化などがもてはやされるようになった結果、オーガニックとして地位を確立したが反面、何でもかんでもオーガニックと呼ぶことで値段が高くても売れるという風潮には少しもどかしさを感じる。
「手前味噌」という言葉があるが昔の肝っ玉かあちゃんはみんな各家庭で味噌を作っていた。いつしかそうした文化が無くなってしまったのは経済や文化の流れなので受け入れるしかないのだが私としてはせめて時間があるならこうした日本の文化も継承したいと思い未だに作り続けている。淡い味は慣れてくると舌になじんでくるので恋しくさえ思う。なるほど、手前味噌とはよく言ったものだと思える。
梅干しについて語ろうと思ったら一昼夜はかかってしまうので簡潔に書いてみたい。
カリカリしている梅をつけたことはないのでわからないが本当に酸っぱく、塩辛い梅干しを作り続けている。本来、梅干しは保存食として健康のための守り神であった。現在は塩辛いものは食の敵のようになっているが酸っぱく塩辛い梅干しも3年保存することで健康に良いものに変化するし素晴らしい調味料として我が家では大活躍している。
不思議なもので梅干しというのは長年漬けたほうが味わい深く食べていてほっこりするものだ。ウイスキーなどお酒は年月が経つと酒が人の生き様に調和しこの上ない至福の味となるといわれるが梅干しもそういう意味では人と調和するのかもしれない。
数年前に漬けこんだ梅干しを口にいれるとその時の自分の在りさまが浮かんでくる。
料理とは本当に奥が深い。
松尾隆夫
囲碁、卓球、テニス、カラオケ
私のひと言
私は70代です。世間では年寄りグループに入れられてしまいます。
しかし今だからいろいろの事が分かり始めました。義母を10年介護して見送りその間、嫁の立場の辛さも経験しましたが周りの方が親は粗末にしてはいけないよと言って励ましてくださいました。
その言葉があったからやれたと思います。
今思うと後悔もありますが、もくもくやりました。
やっと 58歳でケアマネになり17年間勤めました。多くの介護を必要な方やその家族と共に両者の立場を少しでも良い方向にと話しあいました。
今振り返り義母の介護とケアマネの仕事は、本当に私の人生の糧になったと思っています。
お互いに心を開いて話し合う大切さを学びました。
お互いの気持ちは話し合わなくては、親子・夫婦・親族でも分かり合えないのです。
昨今ではどこの家でも家族間の会話は必要事項のみになっているように感じます。
夫婦でしたら結婚当初のころを思い出しましょう。
お子さんが初めて生まれた時の感動をよみがえらせましょう。
生きている喜びをもっと言葉に出しましょう。
ありがとう。うれしい。いいねー。なんでも喜びを表現しましょう。
家庭の中がやさしい風に包まれるでしょう。
マンネリになり当たり前になりがちですが当たり前なんてないのです。
もっと今を大切にしましょう。
家族のきずなをしっかり結びましょう。
元ケアマネジャーとして
わたしは長年、介護業界でケアマネジャーとして日本の介護に携わってきました。当時から介護は低賃金で仕事がきついといわれてきました。
それは、高齢者のお世話をすることに誇りを持ってきた介護士の頑張りがとても大きく、日本の介護は世界でも類を見ないほど高品質を維持することができていたのです。
しかし近年、介護業界は人手不足が深刻化し就職する人口よりも退職する人口が上回ってしまいました。これにより、介護現場はどこも壊滅的な人で不足になっております。
老健や特養などはいち早く外国人介護士の採用に踏み切り外国人比率が40%を超える施設もあります。
ところが外国人介護士が長期間働くためには厳しい試験を突破して介護ビザ(在留資格介護)を取得しなければなりません。
その主流となっているのが介護における唯一の国家資格である介護福祉士国家試験に合格することです。
日本人であれば9割が合格するといわれている介護福祉士国家試験ですが外国人の合格率は4割以下です。それは試験言語が日本語しかない点だけではありません。難解な用語や介護現場で使うことがないような知識まで問われるからであるといわれています。
そのような状況を打破するには外国人が学ぶべき学び舎を提供することだと感じていました。
同じような志を持っている企業がありましたので文末にはなりますがご紹介したいと思います。
外国人向けに介護福祉士試験の対策講義を行っているサイトがあります。
※ご興味がある方は上のリンクから先方にお問合せしてください。
※当カウンセリングを受けた外国人介護士も何名かこちらの講座を受けて介護福祉士に合格した方がいらっしゃいます。